市民がつくる政策調査会
「トークセッション =市民社会を強くする=」を開催しました

 3月20日の本年度総会に合わせて「トークセッション =市民社会を強くする=」を開催しました。

 国家安全保障会議(日本版NSC)の設置、特定秘密保護法の強行採決、集団的自衛権行使の容認、原発再稼働・輸出、教育制度の改悪、NHK人事への露骨な介入など、現政権の「国家」強化に向けた政策の推進はとどまるところを知りません。

 一方、市民活動の現場では、国民投票・住民投票といった市民による政策決定への直接的な関与、脱原発や特定秘密保護法廃案に向けたデモや集会などに、多くの市民が集い声を上げ、行動しはじめています。

 トークセッションでは「みんなで決めよう『原発』国民投票」の賛同人などにも名を連ねる法政大学教授の杉田敦さん、都内では初めてとなる住民投票条例の直接請求を実現した「小平都市計画道路に住民の意思を反映させる会」共同代表の水口和恵さん、情報公開の運動に長年関わり、特定秘密保護法案審議の際にも同法の問題点などについて発言を続けた「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子さん、学生時代にピースボートを立ち上げ、国会議員となってからもNPO法などの成立に尽力してきた辻本清美さんをゲストに迎え、本会代表理事の坪郷實早稲田大学教授が進行役を務め、民主主義とは? 代表制とは? 市民参加とは? 憲法とは? 自治とは? などなど、多岐にわたるテーマを縦横無尽に語っていただきました。

 「国家」強化への流れに抗して、市民社会をいかに強くしていくのか、今後とも市民政調の大きなテーマとして取り組んでいきたいと思っています。